Chrome デベロッパーツールの使い方概要

Chrome デベロッパーツール(Chrome Developer Tools)は、Google Chromeに組み込まれたWeb開発者向けのツールです。WebページやWebアプリの制作・デバッグ、サイト運用に活用できます。この記事ではデベロッパーツールを使う際の基本的な事項を説明します。

記事作成にあたっては下記ページを参考にしています。
https://developer.chrome.com/devtools/index

【コンテンツ】

  1. 主な機能
  2. 起動方法
  3. デベロッパーツールウィンドウ
  4. デベロッパーツールの表示位置
  5. 各種設定

【記事執筆時の環境】
Windows 7 Professional 32bit SP1
Google Chrome 35

主な機能

デベロッパーツールでは以下のようなことができます。

▼ Webページの表示レイアウトに関するデバッグ

各要素について、ブラウザでの表示・HTMLコード・CSS設定の対応がひと目でわかるので、どこが問題か特定しやすくなります。

Elementsパネル

1 Webページ - 選択している部分が青くハイライト

2 HTML

3 CSS

4 ボックスモデル

5 プロパティと値

詳しくは以下の記事を参照してください。
「Chrome デベロッパーツール Elementsパネルの使い方」

▼ ページを構成している画像、スクリプト、スタイルシートの確認

使用されているファイルが一覧表示されます。
またファイルの中身も確認できます。

Resourcesパネル

詳しくは以下の記事を参照してください。
「Chrome デベロッパーツール Resourcesパネルの使い方」

▼ ページで保存されたクッキー、Web Storageの確認

Web Storageの編集ができます。
クッキーを編集するには拡張機能「EditThisCookie」をインストールする必要があります。

クッキー表示画面

詳しくは以下の記事を参照してください。
「Chrome デベロッパーツール Resourcesパネルの使い方」

▼ ページリクエストからデータ受信完了までの時間計測

ページを構成するパーツごとに時間が計測されます。
またリクエストヘッダー、レスポンスヘッダーの内容も確認できます。

Networkパネル

詳しくは以下の記事を参照してください。
「Chrome デベロッパーツール Networkパネルの使い方」

▼ CSSやJavaScriptファイルの編集・保存

一時的にファイルを編集してWebページに反映させることができます。
編集したファイルはローカルに保存できます。
またインデントや改行コードを削除したMinifiedファイルを、整形して表示する機能もあります。

Sourcesパネル

詳しくは以下の記事を参照してください。
「Chrome デベロッパーツール Sourcesパネルの使い方」

▼ JavaScriptのデバッグ

ブレークポイントを設定し変数の値を確認しながらデバッグできます。

JavaScriptデバッグ画面

詳しくは以下の記事を参照してください。
「Chrome デベロッパーツールでのJavaScriptデバッグ方法」

▼ パフォーマンス計測

Recordボタンを押してから停止する間、ページ上の操作や各処理にどれくらい時間がかかっているか計測します。

Timelineパネル

▼ パフォーマンス解析と提案

ページパフォーマンスを解析し、パフォーマンス向上のための提案をしてくれます。

Auditsパネル

詳しくは以下の記事を参照してください。
「Chrome デベロッパーツール Auditsパネルの使い方」

なおGoogleでは、パフォーマンス解析には拡張機能「PageSpeed Insights」のインストールを推奨しています。
この拡張機能をインストールすると、[PageSpeed]というパネルが追加されます。
この拡張機能での解析結果は日本語で表示されます。

PageSpeedパネル

詳しくは以下の記事を参照してください。
「Chrome デベロッパーツールでPageSpeed Insightsを使う」

▼ モバイルデバイスのエミュレーション

デバイス、ユーザーエージェント、画面解像度を指定してエミュレートできます。

Emulationパネル

詳しくは以下の記事を参照してください。
「Chromeデベロッパーツールでモバイルをエミュレートする」

起動方法

デベロッパーツールを起動するにはいくつかの方法があります。

  1. 右上のChromeメニューアイコンをクリックして、[ツール]-[デベロッパーツール]を選択
    デベロッパーツール起動メニュー
  2. [Ctrl]+[Shift]+[I](Windowsの場合)、[Cmd]+[Opt]+[I](Macの場合)
  3. F12キー(Windowsのみ)
  4. ページ上で右クリックして、[要素を検証]を選択
    右クリックメニュー

デベロッパーツールウィンドウ

8つのパネルがあり、タブで切り替えることができます。

パネル切り替えタブ

Consoleパネルは他のパネルと同時に表示できます。
その際は、[Show/Hide drawer]アイコンをクリックするか、Escキーを押します。

Consoleパネル表示画面

デベロッパーツールの表示位置

デベロッパーツールを表示する位置は、右側/下側/別ウィンドウの3種類から選択できます。
切り替えは右上のアイコンをクリックします。
クリックすると表示されているアイコン位置に切り替わりますが、長押しすることでもう1つ別の位置のアイコンが出てきます。

表示位置切り替えアイコン

1. Webページの右側に表示

右側表示画面

2. Webページの下側に表示

下側表示画面

3. 別ウィンドウで表示

別ウィンドウ表示画面

各種設定

右上にある歯車の形をした[Settings]アイコンをクリックすると、各種設定ができます。

Settingsアイコン

特によく使うのは、[General]メニューにある[Disable JavaScript]です。
ここでJavaScriptの有効/無効の切り替えができます。

Settings画面

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