XAMPP環境でLAN内の他PCからWordPressサイトにアクセスする

XAMPPでローカルに開発環境を構築している場合、LAN内の他のPCからWordPressで作ったWebサイトにアクセスする方法を解説します。これによりWi-Fiで同じネットワークに接続したスマートフォンなどからもサイトを閲覧できるので、デバッグする時に便利です。

ローカル環境では一般に、ホスト名が「localhost」、あるいはlocalhostを示すIPアドレス「127.0.0.1」でアクセスします。

つまりブラウザに入力するURLは、「http://localhost/Webページのパス」あるいは「http://127.0.0.1/Webページのパス」となります。

同じネットワーク内の他のPCからアクセスする場合は、この "localhost" をXAMPPをインストールしたPCに割り当てられたIPアドレスに変更してアクセスします。

したがってWordPressサイトをアクセスするには、WordPressをインストールする際にlocalhostをIPアドレスに替えて設定すればいいだけですが、この記事では後から設定変更する手順について解説します。

【コンテンツ】

  1. XAMPPインストールPCのIPアドレスを確認する
  2. [WordPressアドレス]と[サイトアドレス]を変更する
  3. マルチサイトの場合の設定変更

【記事執筆時の環境】
Windows 7 Professional
XAMPP 1.8.2
phpMyAdmin 4.1.9
WordPress 3.9.2

XAMPPインストールPCのIPアドレスを確認する

XAMPPをインストールしたPCのIPアドレスを確認します。
Windowsの場合はコマンドプロンプトで、「ipconfig」と打つと確認できます。

ipconfigを打ったコマンドプロンプト画面

ここでは、IPアドレスが「192.168.1.4」であることを確認しました。

これにより、例えばWebサイトのパスが "wpsample" だとしたら、XAMPPをインストールしたPCからアクセスする場合は、以下の3つはいずれも同じで正しくサイトを表示することができます。

「http://localhost/wpsample/」
「http://127.0.0.1/wpsample/」
「http://192.168.1.4/wpsample/」

XAMPPインストールPCでのアクセス画面

一方、他のPCからは、「http://localhost/wpsample/」や「http://127.0.0.1/wpsample/」ではサイトにアクセスできませんし、「http://192.168.1.4/wpsample/」と入力しても下記のような表示になってしまいます。

他のPCでのアクセス画面

これは、HTMLコード内でのCSSファイルパスなどにlocalhostがついているためであり、その部分を設定し直さなければなりません。

[WordPressアドレス]と[サイトアドレス]を変更する

WordPressの管理画面にログインします。
メニューから、[設定]-[一般]を選択します。

この状態では、[WordPressアドレス]と[サイトアドレス]が、
「http://localhost/wpsample」となっています。

WordPress一般設定画面

両方のアドレスを、「http://192.168.1.4/wpsample」に変更し、[変更を保存]をクリックします。

変更後のWordPress一般設定画面

この状態で他のPCから「http://192.168.1.4/wpsample/」にアクセスしてみます。
今度はCSSもちゃんと読み込まれた表示になっています。
ただし、トップのヘッダー画像が表示されていません。

設定後の他のPCでのアクセス画面

メディアライブラリに既に読み込まれている画像は、パスにlocalhostがついているままになっているため、それを表示させるには管理画面から画像を読み込み直す必要があります。

後からデータベースを操作し変更することもできますが、煩雑になるので、できるだけ画像登録前に今回の設定をしておいてください。

マルチサイトの場合の設定変更

マルチサイトで構成している場合は、管理画面からアドレスを変更できません。
したがって、phpMyAdimnを起動してデータベースを操作します。

xx_blogsテーブルの変更

domainをIPアドレスに変更します。サイトの数だけ行がありますので、すべて変更します。

xx_siteテーブルの変更

domainをIPアドレスに変更します。

xx_sitemetaテーブルの変更

meta_keyが「siturl」の行に含まれているlocalhostをIPアドレスに変更します。

xx_optionsテーブルの変更

option_nameが「siturl」と「home」の行に含まれているlocalhostをIPアドレスに変更します。サイトの数だけoptionsテーブルがありますので、すべてのテーブルについて変更します。

wp-config.phpの変更

最後にwp-config.phpを開いて、'DOMAIN_CURRENT_SITE' にIPアドレスを設定します。

変更したwp-config.php

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