各ブラウザでのプライベート ブラウジングの起動方法

プライベート ブラウジングは、閲覧履歴、ダウンロード履歴、キャッシュ、Cookie などを保存せずにWebサイトを閲覧できるため、プライバシーを保護する目的で使われます。最新ブラウザではほとんどが対応していますので、各ブラウザでの起動方法をまとめてみました。

プライベート ブラウジングは、「プライベートモード」「シークレットモード」など、ブラウザによって呼び方はさまざまです。アダルトサイト閲覧に適しているので、「ポルノモード」とも呼ばれています。

会社で使うPCや公共の場所に設置してあるPCを使う際には非常に便利な機能ですが、それぞれインストールされているブラウザが異なりますので、起動の方法を覚えておきましょう。

またプライベート ブラウジングは、自宅のPCを使う際にも、複数のGoogle アカウントでブラウザにログインしたり、Webサイトのテストを行うときに重宝します。

それと、プライベート ブラウジングでも残ってしまう履歴がありますので、記事の最後でそれらの削除の仕方も解説します。

【コンテンツ】

  1. 起動用ショートカットキー 一覧
  2. Google Chrome での起動
  3. Internet Explorer での起動
  4. Mozilla Firefox での起動
  5. Opera での起動
  6. Safari での起動
  7. その他の閲覧履歴を削除する

【記事執筆時の環境】
Windows 7 Professional
Google Chrome 35
Internet Explorer 11
Mozilla Firefox 30.0
Opera 12
Safari 5.1.7

起動用ショートカットキー 一覧

ブラウザ 名称 ショートカットキー
Google Chrome シークレット モード Ctrl + Shift + N
Internet Explorer InPrivate ブラウズ Ctrl + Shift + P
Mozilla Firefox プライベート ブラウジング Ctrl + Shift + P
Opera プライベート ブラウジング Ctrl + Shift + N
Safari プライベート ブラウズ なし

Google Chrome での起動

Chromeでは、「シークレット モード」と呼んでいます。

起動するには、メニューから[シークレット ウィンドウを開く]を選択します。
[Ctrl]+[Shift]+[N]を押しても起動できます。

Chromeのシークレットモード 起動メニュー

シークレット ウィンドウには下記のマークが表示されます。
拡張機能は無効になっています。

Chromeのシークレットモード マーク

Internet Explorer での起動

Internet Explorerでは、「InPrivate ブラウズ」と呼んでいます。

起動するには、メニューから[セーフティ]-[InPrivate ブラウズ]を選択します。
[Ctrl]+[Shift]+[P]を押しても起動できます。

IEのInPrivate ブラウズ 起動メニュー

InPrivate ブラウズが有効になっている場合は、下記のインジケーターが表示されます。
拡張機能とツールバーは無効になっています。

IEのInPrivate ブラウズ インジケーター

Mozilla Firefox での起動

起動するには、メニューから[新しいプライベートウィンドウ]を選択します。
[Ctrl]+[Shift]+[P]を押しても起動できます。

Firefoxのプライベート ブラウジング 起動メニュー

プライベート ブラウジングでは下記のマークが表示されます。

Firefoxのプライベート ブラウジング マーク

Opera での起動

Operaでは、別ウィンドウでプライベート ブラウジングもできますが、タブごとに設定することも可能です。

別ウィンドウで起動するには、メニューから[新しいプライベートウィンドウ]を選択します。
[Ctrl]+[Shift]+[N]を押しても起動できます。

Operaのプライベート ブラウジング 起動メニュー

プライベート ブラウジングでは、タブに表示されるファビコンが下記のマークになります。

Operaのプライベート ブラウジング マーク

Safari での起動

Safariでは、「プライベート ブラウズ」と呼んでいます。

起動するには、メニューから[プライベートブラウズ]を選択します。

Safariのプライベート ブラウズ 起動メニュー

ダイアログが表示されますので、[OK]をクリックします。

プライベート ブラウズ ダイアログ

プライベート ブラウズでは、アドレスバーに下記のインジケーターが表示されます。
現在表示しているすべてのページが、プライベートブラウズになります。
新規ウィンドウを開いてもプライベートブラウズが適用され、一般モードとの使い分けはできません。

Safariのプライベート ブラウズ インジケーター

その他の閲覧履歴を削除する

プライベート ブラウジングにするだけでプライバシーを保護できるかというと、そうでもありません。サイトへアクセスした痕跡は他にも残っています。
1つは、「Flash Cookie」と呼ばれる Adobe Flash Player が利用するデータです。
そしてもう1つは、「DNS リゾルバー キャッシュ」です。

Flash Cookie

正式には Local Shared Object といって、Flashを使ったゲームでよく利用されるデータ領域のことです。
一般のCookieと違いブラウザが異なっても利用できます。また有効期限はありません。

ブラウザによっては、プライベート ブラウジングの際、Flash Cookie も保存されない設定になっているものもありますが、心配な場合は以下のようにして削除します。

Flash Player の設定マネージャーを開きます。
http://www.macromedia.com/support/documentation/jp/flashplayer/help/settings_manager.html

[Webサイトの記憶領域設定パネル]をクリックします。
http://www.macromedia.com/support/documentation/jp/flashplayer/help/settings_manager07.html

すべての情報を削除するには、[すべてのサイトを削除]をクリックします。
特定の情報を削除するには、ボックス内の情報を選択してから、[Webサイトを削除]をクリックします。

Web サイトの記憶領域設定パネル

DNS リゾルバー キャッシュ

Webサイトにアクセスするには、ドメインのIPアドレスをDNSサーバーに問い合わせます。
いわゆる名前解決です。
しかし同じサイトにアクセスする場合は、パソコン上に情報をキャッシュしておくことで名前解決のスピードアップを図る仕組みがあります。
これを、「DNS リゾルバー キャッシュ」といいます。
このキャッシュはプライベート ブラウジングでもクリアされません。

キャッシュの有効期限はデフォルトで1日(86400秒)です。
OSを再起動するとクリアされます。

どのような情報がキャッシュされているか確認するには、コマンドプロンプトを開いて、
「ipconfig /displaydns」とします。

utility15-2

すべてを削除するには、「ipconfig /flushdns」とします。

utility15-3

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