WordPress特集 - テーマ GeneratePress

公式テーマである GeneratePress は大変人気のあるテーマで、テーマ追加画面の人気一覧でもトップ10に入るほどです。作りはシンプルで特定のプラグインにも依存していないため、非常に扱いやすいテーマとなっています。

【記事執筆時の環境】
WordPress 5.8
GeneratePress 3.1.0

【参考ページ】
GeneratePress 公式サイト

テーマ概要

GeneratePress は海外製の公式テーマです。機能満載というわけではありませんが、くせがなく扱いやすいという印象です。使い方を覚えるだけで大変なテーマもありますが、このテーマなら初心者でも大丈夫でしょう。
ただしフリー版ではカスタマイズがあまりできないので、一般公開するコーポレートサイトで使うには有料版の購入が必須と思います。

GeneratePressスクリーンショット

特徴

  • サイドバーを2つ設けることができます。これができるテーマはそれほどありません。
  • コンテナ幅を調整できますが、コンテンツエリアとサイドバーの割合は固定です。
  • フッターは 0~5 カラムで指定できます。
  • ウィジェットエリアは10個あります。右サイドバー/左サイドバー/ヘッダー/フッターウィジェット1/フッターウィジェット2/フッターウィジェット3/フッターウィジェット4/フッターウィジェット5/フッターバー/トップバー。
  • タイポグラフィは要素ごとにかなり細かく設定できます。Font Family/Font Size/Font Weight/Line Height/Letter Spacing が設定できます。
  • サイドバーレイアウトとフッターカラム数を投稿個別・固定ページごとに設定できます。アーカイブページでは設定できません。
  • ページごとにタイトルを非表示にできます。
  • 文字色や背景色はほとんどの要素で設定できます。

不満点・注意点

  • サイドバー幅は指定することができません。
  • フッターバーのコピーライトの後に表示される「Built with GeneratePress」は消すことができません。編集するには有料版が必要です。
  • 投稿アーカイブページおよび投稿個別ページの表示設定はできません。したがってカテゴリー名や投稿者名は常に表示されます。設定するには有料版が必要です。
  • パンくずリストが有料版でもありません。

有料版

公式テーマですので基本はフリーで使えますが、機能を拡張した有料の Premium版があります。価格は記事執筆時点で、1年のサポート付きが $59 です。プラグインで提供され、サイト数は 500 までインストールできます。

1年過ぎても使い続けることはできますが、アップデートしたバージョンは入手できなくなります。サポートを延長するにはさらに延長料金を支払うか、最初から LIFETIMEサポート付き($249)を購入します。

関連プラグイン

同じ人が開発した公式プラグインに、「GenerateBlocks」があります。追加できるブロックを拡張するもので、Container/Grid/Headline/Buttons の4つのブロックが追加できるようになります。WordPress 標準ブロックではほとんどできない Padding や Margin の間隔設定ができるのは便利です。

【参考ページ】
GenerateBlocks 公式サイト

テーマの UI

ページ編集画面の設定サイドバー

文書の設定サイドバーの下のほうに設定できる項目があります。

GeneratePressの設定サイドバー

カスタマイザー

テーマ全体の設定はカスタマイザーから行います。このテーマで特徴的なのは、「色」と「タイポグラフィ」がかなり詳細に設定できることです。

GeneratePressのカスタマイザーパネル - トップ
GeneratePressのカスタマイザーパネル - 色、タイポグラフィ

Premium版の機能

Free版は機能が絞られているので使いやすいのですが、このテーマは Premium版を購入するのをおすすめします。
Free版では物足りなさを感じますが、Premium版ではかなり細かくカスタマイズが可能なので、思いどおりのサイトを制作できます。

Premium版の紹介ページ

以下 Premium版で有用だと思ったいくつかの機能を紹介します。

Site Library

デモサイトをインポートし、制作するサイトのベースとすることができます。

Using the Site Library

Header Element

以前は Page Header で提供されていた機能です。背景画像などの違うヘッダー要素を用意しておき、適用するページを選択することができます。

Header Element Overview
How to Create a Page Hero

Hooks Element

フックを使ってコンテンツを任意の場所に挿入できます。設置されているフックの数は60以上です。

Hooks Element Overview
Hooks List
Hooks Visual Guide

テーマを使う上でのTips

Free版でコピーライト表記を変更する

Premium版なら編集できますが、functions.php に下記コードを記述すれば変更できます。なおこの方法はテーマの公式ドキュメントでも紹介されています。

Changing the Copyright Message

Free版で投稿のメタ要素を非表示にする

デフォルトではメタデータとして、公開日/投稿者/カテゴリー/タグが表示されます。Premium版ではそれらを非表示にできますが、Free版でもカスタマイザーの追加CSSに下記コードを記述することで非表示にできます。

テーマを使用して制作したデモサイト

テーマの公式サイトにデモサイトの一覧があります。これらのサイトは Premium版でインポートできます。

【公式デモサイト】
Site Library

下記は GeneratePress を使って私が制作してみたデモサイトです。

【Free版で制作したデモサイト】
デモサイト - パソコン教室

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