WordPress特集 - WordPressとは
公開日:2021年6月5日
WordPressはWebサイトを制作するツールとしては最も有名なシステムで、世界中のWebサイトの多くがWordPressを使って制作されています。まずWordPressとはどういうものか解説します。
CMSとしてのWordPress
WordPressは、コンテンツ管理システム(Content Management Systtem)の一種です。
CMSとはウェブコンテンツを構成するテキストや画像などのデジタルコンテンツを統合・体系的に管理し、配信など必要な処理を行うシステムの総称です。(出典:ウィキペディア)
世の中には数多くのCMSが存在しますが、WordPressは世界的な支配率が約60%と、シェアNo.1のCMSです。2020年時点で、Webサイトの約30%がWordPressを使って構築されていると言われています。
CMSによるコンテンツとサイトの管理
従来の方法によるHTML/CSSファイルで作成されたWebページは、テキストコンテンツは直接Webページ内に記述しますし、画像は格納してあるディレクトリとファイル名を指定して呼び出します。
CMSを使うとWebページ内のコンテンツはCMSで管理することになります。CMSではコンテンツをデータベースに格納し管理しています。Webページ内にはコンテンツを記述する代わりに、CMSで管理されたコンテンツを呼び出すコードを記述します。
このように、コンテンツをHTMLから分離して管理するのがCMSのメインの役割となりますので、Webページは下記のような役割分担で作成することになります。
コンテンツ管理をCMSで行うことは、同じコンテンツを複数ページで使いまわす場合や、コンテンツの追加や編集を行うメンテナンス時に威力を発揮します。逆にページ数が少なく更新頻度が少ないサイトの場合はCMSには向いていません。
多くのCMSは、Webサイトを格納しているサーバーと同じサーバーにインストールして使います。専用の管理画面を持っており、操作はWebブラウザからサーバーにアクセスして行います。
また最近では、CMSは単にコンテンツを管理するだけでなく、Webサイト全体を管理するシステムとなっています。
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