WordPress特集 - WordPressの特徴
公開日:2021年6月5日
最終更新日:2021年11月6日
WordPressとはどういう特徴をもったシステムなのか、また利用する際のメリットとデメリットを解説します。
概要
- 当初はブログシステムとしてスタートしましたが、最近では一般Webサイトでも使えるよう機能が拡充されています。
- 世界中のボランティアによって開発が行われています。
- GPLというライセンスを採用しており、誰もが無料で使用できるだけでなく、改変や再配布も自由です。
- PHPという言語で開発されており、データベースにはMariaDBもしくはMySQLを使用します。従ってWordPressが動作するサーバーの条件があります。現在広く使われているレンタルサーバーではほとんどが動作条件を満たしています。
- 一般のWebブラウザで管理画面にアクセスしますので、専用ソフトをアクセスする端末にインストールする必要はありません。パソコンだけでなくタブレットやスマホからもアクセス可能です。
- Webサイトの構成やデザインを決める「テーマ」があらかじめ用意されており、WordPressでサイト制作する際に自由に選択できます。テーマには管理画面から検索・インストールでき、誰もが無料で利用できる公式テーマと、企業や個人が独自に開発した非公式のテーマが存在します。非公式テーマの中には有料で販売しているものもあります。
- 機能を拡張する「プラグイン」と呼ばれる膨大な数のモジュールが提供されています。こちらも管理画面から検索・インストールできる公式プラグインと、企業や個人が独自に開発した非公式のプラグインが存在します。
メリット
- 最も有名なCMSのため、ネットに情報が豊富にあり、分からないことでもすぐ調べることができます。また民間サービスでよくありがちな、サービス終了となるリスクもほとんどありません。
- 管理画面から全ての制作作業を行うことができ、HTMLやCSSの知識がなくてもサイトを完成させることができます。コンテンツの追加や編集は一般のブログと同じ感覚で行うことができます。
- 改造に関しても柔軟な対応手段が用意されており、Web上級者のニーズにも応えることができます。WordPress自体のソースファイルを改変することさえできます。
- デザインを決めるテーマの数は他のCMSやWebサイト作成サービスを凌駕しています。制作コストをかけず、一定のクオリティのサイト制作が可能です。
- 機能拡張ができるプラグインの数も圧倒的で、プラグインを探せばできないことはほぼありません。
- サイトが完成してからのメンテナンスが簡単に行えます。
デメリット
- Webページはユーザーからアクセスがあった際に、プログラムでその都度データを作成し送信しますので、多少処理が重くなります。ただしキャッシュを有効に活用することで改善することは可能です。
- プログラムでできているため、セキュリティの問題が必ずつきまといます。WordPressは世界中で利用されている有名なシステムですので、標的になりやすい面もあります。セキュリティの問題が発覚したら、開発チームは直ちにプログラムのアップデートを自動配信する体制をとっています。
- セキュリティアップデートや機能アップデートが頻繁に発生しますので、それによりサイトに問題が生じることもあります。アップデートは本体のプラグラムだけでなく、テーマやプラグインでも実施されますので、その作業を効率的に行わないとメンテナンスに時間がかかり煩わしくなります。
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