WordPress特集 - テンプレート

WordPressでいうテンプレートとは、Webページをどのように表示するかコントロールするファイルのことです。拡張子は「.php」で、HTMLおよびPHPで記述しています。

【記事執筆時の環境】
WordPress 5.7

【参考ページ】
Theme Handbook - Template Files

CMSを使わない従来のWebサイトでは、拡張子が「.html or .htm」のHTMLファイルがサーバーのディレクトリに格納されています。ブラウザからはWebページのURLとして、そのHTMLファイル名を指定することで、Webページを表示することができます。そして文書構造と表示する内容はそのHTMLファイルに記述しています。

WordPressサイトのWebページでは、文書構造はHTMLファイルでなくテンプレートと呼ばれるファイルに記述しています。そして表示する内容、つまりコンテンツは、データベースから引き出すコードをテンプレートに記述します。

従来のWebサイトや一般文書のテンプレートといえば、ある程度形ができておりページを作成する際に基準とするファイルを指します。テンプレートを使用するかしないかは作成者の判断に委ねられており、テンプレートを使用せずまっさらの状態からファイルを作成することもあります。

WordPressでいうテンプレートとは、一般のテンプレートとは少しニュアンスが違い、Webページをどのように表示するかコントロールするファイルのことです。文書構造を定義するマークアップ言語のHTMLと、一連の処理を記述するプログラミング言語のPHPで記述したファイルとなります。

テンプレートは1つ以上のファイルで構成されており、それぞれのページがどのテンプレートを使用するかは設定されたルールに従います。ページとテンプレートの対応は1対1ではなく、ブラウザからページを指定するURLもテンプレート名とはなりません。URLをどうするかは別に設定します。

下図はWordPressのテンプレート構成を示します。

WordPressテンプレート階層図

ページの種類によって参照するテンプレートに優先順位がつけられています。図で左にあるほうが優先順位の高いテンプレートです。

図にあるテンプレートをすべて用意する必要はありません。必要なテンプレートを作成し、ページとテンプレートをどう組み合わせるかは、テーマ開発者の設計にかかっています。

この図からわかるように、最低限「index.php」さえあれば、サイトのすべてのページを表示することができます。ページ情報を生成する際、WordPressは該当するテンプレートがあるかないか検索しますが、最終的には index.php にたどりつきます。

なお、テンプレートのネーミングルールは図のとおりとなりますが、任意のファイル名で作成した「カスタムテンプレート」を使用することもできます。

«次の特集記事»
«前の特集記事»

スポンサーリンク

WordPress 特集記事

WordPressの概要

WordPressの仕組み

WordPressのカスタマイズ性

制作環境とインストール

基本設定項目

追加設定項目

Gutenbergエディター

具体的な制作作業

応用・高度機能

実践的なTips

よく使われるテーマ紹介

有用なプラグイン紹介

独自テーマによる制作

オンライン講座

Webの基礎マスター講座ページへのリンク


連載講座:WordPressで作る簡単Webサイトページへのリンク

提供しているサービス

WordPressサイト制作出張講座ページへのリンク

WordPress を利用した Webサイト制作の方法を、
あなたのオフィスにうかがいご説明いたします。
料金:¥49,500

サービス詳細ページ >>

申し込みフォーム >>


Webサイト1日公開サービスページへのリンク

一刻も早く Webサイトが必要な方のために、
一緒に作業し1日で公開までもっていきます。
料金:¥49,500

サービス詳細ページ >>

申し込みフォーム >>

スポンサーリンク

ページの先頭へ